きっぷ基礎知識
割引乗車券

 次に記すそれぞれの条件で、きっぷの運賃・料金が割引になります。


往復割引乗車券

 往復乗車券を利用する場合に、片道の営業キロが601㎞以上になる場合には、「ゆき」「かえり」それぞれのの運賃がそれぞれ1割引になります。
 ただし、乗車区間に新下関~博多間を含む場合には、同区間を通る山陽新幹線と在来線(山陽本線・鹿児島本線)とで運賃が異なるため、算出方法が異なります。(往路・復路の経路)
 新幹線利用の場合…全区間を「本州3社内の幹線の普通運賃表」を適用し、1割引
 在来線利用の場合…全区間を「本州3社内の幹線の普通運賃表」を適用の上、JR九州線内分(下関~博多)間の加算額(160円)を加算した額を1割引


回数乗車券

 回数乗車券は、200キロ以内の区間に限り、購入時に指定する発駅と着駅の駅のみどりの窓口・「JR全線きっぷうりば」にて、片道普通乗車券の10倍の値段にて11枚つづりで発売します。有効期間は3か月です。上記条件で発売する回数乗車券は、途中下車・区間変更はできません。なお、回数乗車券は、おとな用1枚でこども2人まで利用できます。


団体割引乗車券

 8人以上が同一行程を旅行する場合に、次の条件加の際に、指定された割引率により運賃が割引になります。運賃は、10円未満を切り捨てとした1人分の割引運賃に人数を乗じます。ただし、団体専用の臨時列車による利用の場合は、個別設定となり、以下の設定は適用されません。

1.申込期間 
  通常の列車の場合:乗車日(出発日起算)の9か月前から14日前まで。
  団体専用列車を利用する場合:乗車日(出発日起算)の9か月前から2か月前まで。
  ※状況により時期に関わらず、手配できない場合がある

2.申込場所 
  JRグループ各駅のみどりの窓口・「JR全線きっぷうりば」
  全国の旅行代理店別ウィンドウで開きます
2.団体の種類
(1)普通団体…一般の利用者。31~50人の場合には1人分、51人以上は50人毎に1人ずつ運賃・料金が無料  になります。
   <割引率>
   1月11日~2月末日・6月・9月・11月1日~12月20日:15%
   1月1日~同10日・3月1日~5月31日・7月1日~8月31日・10月・12月21日~31日:10%   
(2)学生団体…指定学校に在籍する学生・生徒・児童・園児8人以上が、同学校の教職員に引率されて旅行す
  る場合
   中学生以上:50%
   小学生以下:30%
   教職員・付添人(小学校低学年以下などの場合に限る):30%

学生割引乗車券

 JRから指定を受けた中学・高校・大学、専修学校、各種学校の学生・生徒において、利用する区間の片道の営業キロが101キロ以上ある場合に、運賃が2割引(10円未満の端数は切り捨て)となります。往復利用の場合には、条件を満たす場合に往復割引も適用になります。購入には、在籍する各学校において事前に「学生・生徒旅客運賃割引証」が必要です。


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